
入社して7年、正直、心地よいです|『おじさんになっても』林伸次
林伸次『おじさんになっても』を読みました。入社して7年、同じ部署で心地よくしている自分に、古い常連の「卒業」を静かに促すバー店主の話が響きました。後輩に仕事を任せている最中の自分と、会社と家以外に行く場所がない自分、白いTシャツはやめないと決めた話まで。

2015年から2024年までに書いた記事を、2026年にこの場所へ引っ越してきました。

東野圭吾『永遠の記憶』を読みました。ガリレオシリーズの最新長編で、著者が亡くなる前に書き下ろした一冊です。秘密を暴いてきた側の二人の会話を、総務として相談を受けたときの自分に置き換えて考えました。ネタバレはしていません。この本を自分なりに一語にすると「真相る(ひきうける)」です。

林伸次『おじさんになっても』を読みました。入社して7年、同じ部署で心地よくしている自分に、古い常連の「卒業」を静かに促すバー店主の話が響きました。後輩に仕事を任せている最中の自分と、会社と家以外に行く場所がない自分、白いTシャツはやめないと決めた話まで。

サラ・ウィン=ウィリアムズ『ケアレス・ピープル』を読みました。気分は悪くなったのに、FacebookもInstagramもThreadsもアカウントを消そうとは思わなかった自分について書いています。13歳から17歳の若者が心理的に弱った瞬間を狙う広告の話と、オフィスで倒れた契約社員を誰も助けなかった489ページ、それでも七年近くその会社にいた著者の理由まで。

富増章成『1行で難解な名著がわかる本』を読みました。通勤で倍速に慣れた自分がベンサムの項でそのまま説明されていた話と、カフカ『変身』で家族が損得勘定に変わっていくこと、15年前に調子を崩したとき周りには見えていなかったこと、総務としてできることについて書いています。

中野信子『ロンドン紳士と脳科学に学ぶ 品格のあるマウントのとり方』を読みました。マウントをあまり気にしない自分が、三島由紀夫の三重の罠と「受信者の文脈」に引っかかった話と、全社に出す文章の上から目線チェック、「尊敬しかない」と無敵のバリアについて書いています。

米澤穂信『談話室米澤』を読みました。中村俊輔選手の引退会見と「うまくなりたい」、高校サッカーの3年間、AIで初めて作ったホームページ、まだ使ったことのないレファレンスについて書いています。

西垣通『AI人類学 生成AI時代の超倫理』を図書館で借りて拾い読みしました。「AI登場は幸福か不幸か」という見出しに考える前に「幸福でしょ」と答えたこと、仕事はAIを使う人にとってかわられると思っているのに競争している気持ちにならないことについて書いています。